
試乗日:2009年3月2日
ロケ地:フランス・ニース
天候:雨
文:九島辰也
撮影:アウディ ジャパン
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アウディA5はお馴染みA4の2ドアクーペバージョン。昨年、日本でも登場し、アウディのラインナップをより幅広くした。エレガントなスタイリングはまさにオトナの装いで、同じクーペのTTシリーズとは違う層をターゲットとする。
そんなクーペの屋根開き版がこのA5カブリオレ。日本発売は秋頃と予想されるが、ひと足早くヨーロッパで試乗する機会を得た。
特徴は一段と優美になったスタイリング。これといって奇をてらったデザインをしているワケではないが、とても印象的で目を奪われる。久々に見た秀逸なカーデザインといったところだろう。トップを開けても閉めても、デザインを崩すことはない。
エンジンは、ヨーロッパでは3種類のガソリンと2種類のディーゼルユニットが用意される。日本仕様はクーペ同様3.2リッターV6FSIのみが導入予定だ。
ちなみに、トップエンドにはS5カブリオレが君臨するが、その内容は既存のS5とは少々異なる。クーペの心臓が4.2リッターV8なのに対し、カブリオレは3リッターV6 スーパーチャージャーであった。
試乗日:2009年3月2日
ロケ地:フランス・ニース
天候:雨
文:九島辰也
撮影:アウディ ジャパン
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A5カブリオレに用意されたトップはファブリックである。昨今、メタルトップが勢力を伸ばすオープンモデル市場だが、アウディはあえてそれをしなかったようだ。
彼らはその理由をプレゼンテーションの中でしっかりと主張した。クルマを軽く、重心を低く抑えるにはファブリックが有効だと語る。確かに重量が増えたり重心が上がることでファンな走りがスポイルされるなら、オープントップとて魅力は半減してしまう。
また、オープン時のトランクスペースを考えても、ファブリックのメリットは大きいという。最近ではメタルトップも分割化されコンパクトに収納できるようになったが、それでもまだ太刀打ちできないのが現実だ。
そんなファブリックの最大のメリットはカブリオレならでは美しさと雰囲気に他ならない。スチールボディ ファブリックの組み合わせは、どこか優雅ささえ感じる。オープンモデルならではの余裕といったところだろう。
試乗日:2009年3月2日
ロケ地:フランス・ニース
天候:雨
文:九島辰也
撮影:アウディ ジャパン
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インテリアは基本的にクーペを継承する。角度のついたセンターパネルがドライバーオリエンテッドな世界を演出。現代アウディの特徴ともいえるデザインだ。
シートに座りエンジンをかけると、エレクトリック・シートベルトエクステンダーがBピラーから伸び、シートベルトの装着を促す。そして、ベルトのバックルをアンカーに差し込むと、元の位置に戻る。
走り出すと、ネックレベルヒーターが活躍。これはシートバックの首の部分にあるダクトから暖かい風を送るもので、寒空の下でも相当暖かく感じる。メルセデス・ベンツSLKやSLにも用意される装備だが、寒い季節には嬉しい。
シートの素材はファブリック、レザー&アルカンターラ、ナッパレザーという3種類から選べる。しかもカラーは7色。日本仕様がどうなるかわからないが、それなりに選べるのではないだろうか。
リアシートは5対5で分割可倒でき、それがトランクスルーにもなる。ファブリックを採用することでトップの収納スペースが小さく、ライバルよりも利便性は高い。意外にも実用的オープンモデルなのである
試乗日:2009年3月2日
ロケ地:フランス・ニース
天候:雨
文:九島辰也
撮影:アウディ ジャパン
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今回の試乗会ではいろいろなエンジンが用意されていた。そのため、V6 スーパーチャージャーを試したり、2リッターTDIを6速MTで走らせもした。しかも、このMTにはアイドリングストップシステムが搭載される。信号待ちでシフトをニュートラルにしクラッチを離すと、エンジンが止まるという仕組みだ。
もちろん、青になりクラッチを踏めばエンジンは瞬時にスタート。BMWにも同じようなシステムが用意されているが、MT用技術のため日本ではあまり話題にならないのが現状だ。
それはともかく、日本導入モデルと思われるのはやはり3.2リッターFSI。広い回転域でピークトルクを出すこのエンジンは、カブリオレの性格にはピッタリくるだろう。
瞬間的な追い越し加速でグイッとクルマを前へ押し出し、そうでないときは太いトルクが余裕のドライブへと誘ってくれる。“走り”を求めるにはもう少しメリハリが欲しいところだが、それも組み合わされるSトロニック・ミッションがうまくカバーしてくれる。このレスポンスは相変わらず感動的だ。
試乗日:2009年3月2日
ロケ地:フランス・ニース
天候:雨
文:九島辰也
撮影:アウディ ジャパン
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誰が見ても嫌みのない美しいスタイリングを持ちながら、A5カブリオレはそれなりの実用性も兼ね備えている。
ファブリックのトップが約15秒で開いたり閉まったりするのもそうだし、時速50キロ以下なら走行中でも作動するという。走りながら雨がポツポツなんてときに、わざわざ駐車スペースを見つけなくてすむ。
また、トランクスルーができる気配りも嬉しい。試乗会のプレゼンテーションではゴルフバッグを2個積めるとアピールしていた。
要するに、走りに定評あるアウディブランドであり、実用性と美しいスタイリングを持つのだから申し分ない。もし、いまスタイリッシュなオープンモデルを検討しているなら、買わない理由を探す方が難しいだろう。
問題点を強いて挙げるなら、ボディカラーや幌の色、それから内装がうまく選べるかだ。あまりに選択肢が多すぎて決めにくいのが問題だ……。
試乗日:2009年3月2日
ロケ地:フランス・ニース
天候:雨
文:九島辰也
撮影:アウディ ジャパン
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