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BMW 750i - 試乗レビュー - 自動車情報
2009-06-06 22:43:33  作者:自動車試乗レビュー  来源:自動車試乗レビュー  浏览:0  文字大小:【】【】【
  •    大柄なボディを感じさせない、BMW伝統の走りのよさ。そして、快適性も申し分ない。新型BMW7シリーズの登場に、ライバルたちの心は穏やかではないだろう。[ 続きを読む ] 評価(10点満点中) 評価項 ...
大柄なボディを感じさせない、BMW伝統の走りのよさ。そして、快適性も申し分ない。新型BMW7シリーズの登場に、ライバルたちの心は穏やかではないだろう。[ 続きを読む ]
BMW 750i

評価(10点満点中)

評価項目について

  • 動力性能
    9点
    最大トルク600NmのV8ツインターボは迫力満点。
  • 操縦安定性
    9点
    乗り心地と安定性のバランスが見事。
  • パッケージング
    7点
    ロングホイール・ベース化で居住性が向上。
  • 安全性能
    9点
    最新の高級車らしい数々の安全装備。
  • 環境性能
    7点
    高効率エンジンだが、パフォーマンスに寄りすぎる嫌いも。
  • 総合評価
    8点
    スポーティな走りと快適な乗り心地が同居。

試乗日:2009年4月7日

ロケ地:神奈川県・箱根周辺

天候:晴れ

文:石井昌道

撮影:井上雅行

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洗練度をグッと増した内外装デザイン。

 8年ぶりにフルモデルチェンジをうけたBMWのフラッグシップ・モデル、7シリーズ。先代モデルはチャレンジングな試みを積極的に取り入れていたが、やや行きすぎの感もあった。
 大胆だが素直に美しいとは思えないスタイリングや、画期的だが使い勝手に難があるiDrive、ウインカーと間違えそうな小さなコラムシフトなどは、物議を醸し出したものだ。
 それに比べると、5代目となる新型は奇をてらったようなところがない。スタイリングは洗練されており、誰にも疑問を抱かせることのない存在感と美しさを有している。シフトレバーはフロアに戻され、iDriveはボタンを増やして大いに使いやすくなっている。
 その一方で革新もある。状況に応じて操舵角、アシスト量を変化させるアクティブ・ステアリングが進化し、後輪にもステア機能をもたせた「インテグレイテッド・アクティブ・ステアリング」を採用したのだ。
 それにより低速域で小回りが効き、最小回転半径は先代の6.1mから5.5mへと縮小された。7シリーズのような大柄なモデルには有効な機能だろう。

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試乗日:2009年4月7日

ロケ地:神奈川県・箱根周辺

天候:晴れ

文:石井昌道

撮影:井上雅行

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ハイエンド・マシンならではの豪華装備。

 ボディサイズは先代に対して全長が30mm長くなった以外はほとんど同一。だが、ホイールベースの拡大分は全長以上に大きい80mmとなり、室内空間が広がっている。
 とくにロングホイールベース仕様である740Liおよび750 Liの後席の広さは、クルマの中であることを忘れてしますほどだ。
 装備も豪華そのものだ。左右席それぞれに専用ディスプレイが用意され、後席用iDriveも備わる。シートは左右それぞれに調整が可能で、果てはマッサージ機能までつく。
 後席以外の装備充実にも目を見張るものがある。ドライバーをアシストするナイトビジョンやパークディスタンスコントロール、レーンデバーチャーウォーニング、サイドビューカメラなど数え上げたらきりがなく、ひとつひとつの機能を把握して使いこなしていくのは大変だ。
 取扱説明書もさぞ分厚いのでは?と心配する向きもあるだろうが、これは電子化されており、iDriveを操作すればディスプレイで表示される。

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試乗日:2009年4月7日

ロケ地:神奈川県・箱根周辺

天候:晴れ

文:石井昌道

撮影:井上雅行

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重量級ボディを感じさせない余裕のトルク。

 より少ないエネルギーで、より高い性能を実現するエフィシェント・ダイナミクスの考え方に基づき、エンジンは排気量をダウンサイジング。それで燃料消費を抑えながら、過給器でパフォーマンスを確保する。
 740iは3リッター 直列6気筒DOHC、750iは4.4リッターV型8気筒DOHC。いずれも高精度ダイレクト・インジェクション・システムとツインターボが組み合わされている。
 パフォーマンスは、740iでも最大トルクは450Nmと充実しており十二分。しかも1500rpmという低回転からそれを絞りだすのでじつに扱いやすい。
 335iの初期の頃は、図太いトルクがやや唐突にでるような印象もあったが、740iでは高級車らしい穏やかさも合わせもっている。
 750iはさらなる余裕を感じさせる贅沢な雰囲気。アクセルをわずかに踏み込むだけで、最大トルク600Nmの威力で、2トン以上のボディが軽々と走りだす。以前の12気筒に匹敵するパフォーマンスだ。

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試乗日:2009年4月7日

ロケ地:神奈川県・箱根周辺

天候:晴れ

文:石井昌道

撮影:井上雅行

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時速80kmを境に走りの性格が一変。

 BMW車はランフラットタイヤを採用するため、乗り心地が概ね硬めだが、7シリーズに限ってはその印象はない。低速域こそわずかにタイヤがゴツゴツとするが、速度がのってくればサスペンションがスムーズに動きだし、滑らかそのものだ。
 それでいてステアリングに対する反応は、これまで以上に俊敏でキビキビとしている。タイトコーナーでもスッとノーズを内側に向けるのが楽で、巨体を持て余すようなことはない。
 これは、時速60kmまでは後輪が逆位相となるからだろう。実際よりも小さなクルマを操っているようにさえ思える。狭い街中での取り回しも抜群にいい。
 ただし、時速80km以上になると、その走りはがらりと性格を変える。後輪が同位相となり、高い直進安定性を確保するようになるのだ。
 BMWらしい駆け抜ける歓びはこれまで以上に増しているが、このクラスに相応しい快適性も合わせもっているのだ。

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試乗日:2009年4月7日

ロケ地:神奈川県・箱根周辺

天候:晴れ

文:石井昌道

撮影:井上雅行

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待ち遠しいハイブリッド・モデルの登場。

 「インテグレイテッド・アクティブ・ステアリング」や「ダイナミック・ダンピング・コントロール」など最新技術をふんだんに盛り込み、乗り心地と操縦安定性および俊敏性などを高いレベルでバランスさせることに成功しているあ新7シリーズ。  車両重量の増加を抑えるために、ルーフやエンジンフード、サイドパネルなどにアルミを使用しているのもシャシ性能の向上に役立っている。トランクリッドはスチールだが、これは前後重量配分50対50にこだわった結果の選択だという。
 パワートレーンも、その高いパフォーマンスを考えれば環境性能も立派といえよう。あらゆる面で、相反する性能を高い技術力で両立させた結果だ。
 ただし、10・15モード燃費性能は740iでリッター7.8km、750iでリッター6.6kmと、この時代に堂々と胸を張れるほどではない。
 そこが社会的責任を負ったエグゼクティブにとってネックとなるかもしれないが、来年発売予定のハイブリッド・モデルならばそれにも答えてくれるはずだ。

試乗日:2009年4月7日

ロケ地:神奈川県・箱根周辺

天候:晴れ

文:石井昌道

撮影:井上雅行

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