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ベントレー コンチネンタル スーパースポーツ - 試乗レビュー - 新車情報
2009-11-13 09:45:06  作者:自動車試乗レビュー  来源:自動車試乗レビュー  浏览:0  文字大小:【】【】【
  •    “スーパースポーツ”の名前は1920年代にリリースされた“3リッタースーパースポーツ”に由来する。時速100マイル(約160km)に到達した、初めての量産型ベントレーである。そして21世紀の“スーパースポーツ”も、 ...
“スーパースポーツ”の名前は1920年代にリリースされた“3リッタースーパースポーツ”に由来する。時速100マイル(約160km)に到達した、初めての量産型ベントレーである。そして21世紀の“スーパースポーツ”も、ベントレーの最高峰となるべく生まれ出てきたのだ。[ 続きを読む ]
ベントレー コンチネンタル スーパースポーツ

評価(10点満点中)

評価項目について

  • 動力性能
    10点
    このエンジン、ギアボックス、ブレーキに死角なし!
  • 操縦安定性
    10点
    サーキットで不満のないESPの進化は感動モノ。
  • パッケージング
    9点
    出来る範疇での2シーター化はこれが究極。
  • 安全性能
    9点
    サーキットでの安全性はそのまま市街地に反映されるはず。
  • 環境性能
    8点
    バイオ燃料対応に意義を感じる。
  • 総合評価
    9点
    高級なだけでも速いだけでもない懐の深さはオンリーワン。

試乗日:2009年9月26日

ロケ地:スペイン・セルビア周辺

天候:晴れ

文:九島辰也

撮影:ベントレージャパン

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バイオ燃料対応の新エンジンを搭載。

 いまコンチネンタルGTシリーズの屋台骨となっているモデルはGTスピードだそうだ。560psのエンジンを610psにスープアップしたそれが、シリーズ販売の6割を占めるというから驚きである。近年激化するラグジュアリーブランドのパワー合戦において、オーバー600psはカスタマーにとって魅力であること間違いない。
 そんな状況の中、ベントレーはGTスポーツベースにさらなるハイパフォーマンスモデルを投入してきた。スーパースポーツである。こいつはベントレー史上最強といわれる630psの心臓を持つ。そしてボディを軽量化し、とことん“スポーツ”にこだわってつくられた。
 バイオ燃料対応の新型エンジンも注目だ。とうもろこしや大豆、サトウキビなどから抽出したバイオエタノールを燃料とする。正確にはE85と呼ばれる、85%のバイオエタノールと15%のガソリンの混合液に対応するシステムだ。

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試乗日:2009年9月26日

ロケ地:スペイン・セルビア周辺

天候:晴れ

文:九島辰也

撮影:ベントレージャパン

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速く走る!を最優先に開発。

 このクルマは、GTスポーツを凌ごうという実験的な試みから生み出された。それはあくまでも非公式なプロジェクトで、ベントレーはこれをマーケットリサーチから生まれたモデルではない、と明言している。
 そんな経緯もあってか、スーパースポーツに過度なデコレーションは一切ない。走るために必要な装備のプラスとマイナスを行っただけだ。
 例えばニコッと笑っているようなフロントマスクだが、これは冷却用空気を大量にインタークーラーに送り込むものであり、2つのボンネットベントもエンジンルームの熱気を排出する役目を果たす。そして新設計の20インチアロイホイールとカーボンセラミック・ブレーキがおよそ30kg以上の軽量化を実現している。
 とはいえ、もちろんすべてがストイックに仕上げられたわけではなく、多少の化粧も行なわれている。フロントグリル、ランプベゼル、ウィンドーまわりのメッキ加工されていた部分は、ダークスモークドスチール仕上げとなった。この装飾は、通常時計などに使われる加工技術で、自動車業界では初となる試みだ。

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試乗日:2009年9月26日

ロケ地:スペイン・セルビア周辺

天候:晴れ

文:九島辰也

撮影:ベントレージャパン

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徹底した軽量化に瞠目。

 スーパースポーツのインテリアは3つの素材からなる。カーボンファイバー、アルカンターラ、そしてソフトタッチレザーだ。
 カーボンはフェイシアやセンターコンソールのウッドに代わり、アルカンターラはルーフライニングやリアコンパートメントなどに使われる。そしてソフトタッチレザーはステアリングやシフトレバーに巻かれるといった感じだ。
 シートはまったく新しい軽量スポーツシートが搭載された。カーボンファイバー製のクラムシェル型背もたれからなるそれは、GTスピード比約45kgの軽減を実現したというから立派だ。
 スーパースポーツは、基本パッケージングを2シーターとするが、オーダーでリアシートを備えることも可能。ただ、リアシートを取り払うことでGTスピードより約20kg軽量化していることを考えれば、許されるならここは2シーターに徹したいところだろう。

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試乗日:2009年9月26日

ロケ地:スペイン・セルビア周辺

天候:晴れ

文:九島辰也

撮影:ベントレージャパン

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高い安全性もこのクルマの魅力。

 今回のテストドライブはスペインのセビリアで行なわれた。コースは市街地と高速道路、それとモンテビアンコと呼ばれるコンパクトなサーキットである。
 スタート地点からすぐに感じられるのはボディの軽さだ。それは出だしのアクセルレスポンスですぐにわかる。800Nmという尋常じゃないトルクと相まって、軽々とクルマを前に走らせる。もちろん、中間加速から高速域での追い越し加速までその動きに一点の曇りはなく、どの回転域でも満足な走りを見せる。
 もっとも、その性能は一般道では試しきれない。で、サーキットでそのストレスを発散させると、これがとてつもなく懐深く、安全な走りだとわかる。
 多少オーバースピードでコーナーに進入しようとも、ESPが瞬時にかつ自然に介入してクルマの挙動を安定させる。が、ここで感心するのはまだ早い。進化したESPは抑えたエンジントルクの回復が早く、出口ではしっかり加速し続けるのである。
 これに気づいた後の走りは、コーナーでは大胆にステアリングを切って電子制御を働かせる手法。ジワジワと切っていくよりこの方がコーナーを速く駆け抜けられるのだ。

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試乗日:2009年9月26日

ロケ地:スペイン・セルビア周辺

天候:晴れ

文:九島辰也

撮影:ベントレージャパン

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快適な乗り心地もしっかり確保。

 何周でもサーキットを走っていたくなるパフォーマンスは、このクルマがここをターゲットとして仕上げられてきたことを意味する。まさにスピードナッツなジェントルマンにうってつけの一台だ。GTスピードであれだけ驚かせておいて、さらにグレードアップした走りはウソのようである。
 それでいて、街中で快適な乗り心地なのも付け加えておこう。“コンフォート”から“スポーツ”まで4段階の足の設定だが、どれでも快適さは失わず、「やりすぎ?」と思われるところはない。
 そんな“走り”のために組み上げられたこのクルマは、3000万円オーバーのプライスタグが付く。2000万円ちょっとという破格値でスタートしたコンチネンタルGTからすると、かなりの進化版といっていいはずだ。そしてライバルはフェラーリ599、アストンマーティンDBS。パフォーマンスとプライスがそのカテゴリーに入ることは明白。果たしてその行く末は?

試乗日:2009年9月26日

ロケ地:スペイン・セルビア周辺

天候:晴れ

文:九島辰也

撮影:ベントレージャパン

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