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フォルクスワーゲン ポロ1.4コンフォートライン - 試乗レビュー - 新車情報
2009-12-27 07:14:12  作者:自動車試乗レビュー  来源:自動車試乗レビュー  浏览:0  文字大小:【】【】【
  •     新型ポロに一度でも乗ったなら、誰もがそう思うのではないだろうか。その見事な出来映えに、改めてVW社の凄みを感ぜずにはいられなかった。[ 続きを読む ] 評価(10点満点中) 評価項目について ...
 新型ポロに一度でも乗ったなら、誰もがそう思うのではないだろうか。その見事な出来映えに、改めてVW社の凄みを感ぜずにはいられなかった。[ 続きを読む ]
フォルクスワーゲン ポロ1.4コンフォートライン

評価(10点満点中)

評価項目について

  • 動力性能
    8点
    軽量ボディに7速DSGで軽快な走りが可能。
  • 操縦安定性
    9点
    高い完成度を示すサスペンションに好感。
  • パッケージング
    9点
    リアの居住性が大幅向上。適正なサイズアップ。
  • 安全性能
    9点
    生存空間確保ボディはじめ充実した安全デバイス。
  • 環境性能
    9点
    10・15モード燃費は17km/Lを達成。
  • 総合評価
    9点
    高密度の世界基準コンパクトカー。

試乗日:2009年11月4日

ロケ地:神奈川県・横浜周辺

天候:晴れ

文:御田昌輝

撮影:井上雅行

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エコカー購入補助金対象車。

 フォルクスワーゲン(以下VW)ポロはゴルフの弟分として1975年に誕生した。これまでの世界販売累計が1060万台に及ぶ、Bセグメントコンパクトカーのベンチマーク的存在だ。
 日本に本格導入が始まったのは1996年(3代目)からで歴史は浅いが、手頃な価格設定と使い勝手のよさでたちまち人気モデルとなった。今回フルモデルチェンジされ5代目となったポロはエクステリアデザインの一新とボディの軽量化、インテリアの質感向上、そして7速DSG(乾式デュアルクラッチギアボックス)採用が主なポイント。燃費性能は先代比で約30%アップの17km/Lとなった。
 それにともない、いわゆるエコカー購入補助金の対象車となったのもビッグニュースだ。車齢13年超の廃車を伴う買い替えなら25万円の補助金が出る。今回発売が開始されたのは1.4コンフォートラインのワングレードで、エンジンはコンベンショナルな自然吸気の1.4L(85ps)。本国・欧州圏ですでにリリースされている1.2TSIエンジン搭載車(105ps)は2010年の初夏までに追加される予定だ。

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試乗日:2009年11月4日

ロケ地:神奈川県・横浜周辺

天候:晴れ

文:御田昌輝

撮影:井上雅行

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ゴルフ6と同等のインテリア。

 新型ポロのボディは先代に比べ、全長が80mm、前幅が20mm拡大された。前高はマイナス5mmでホイールベースは不変。トレッドは前45mm/後40mmもワイド化されている。そのためグンとワイド&ローの明快かつ簡潔なプロポーションとなった。この「簡潔さ」という言葉をVWデザインのDNAとすると宣言したのは、イタリア人チーフデザイナー、ワルター デ シルヴァだ。
 室内に目を向けると、ベーシックモデルの1.4コンフォートラインであっても質感は上々だ。中でもダッシュボードはスラッシュ成型という触感のいい素材が高級感を醸し出している。さらにコクピット細部にわたるパーツの組み付け精度、スイッチ類の操作性、タッチなどゴルフ6と対等といっていい仕上がりだ。
 ステアリングホイールが本革巻きでないのが唯一の不満点。シート、ハンドブレーキ、ペダル類はいかにもVW印らしく、がっちりしていて安心感にあふれる。ボディの延長分はそのままリアシートの居住性アップにつながり、長距離ドライブも楽になった。

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試乗日:2009年11月4日

ロケ地:神奈川県・横浜周辺

天候:晴れ

文:御田昌輝

撮影:井上雅行

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秀逸な走りを約束する7速DSG。

 搭載される1.4Lの自然吸気エンジンは従来型に燃費低減と軽量化を施したリファイン版。パワーは63kW(85ps)、トルクが132Nm(13.5kgm)ともごく平均的なスペックだ。しかも最大出力は5000rpmと比較的低い回転数で発生する。
 この数値だけ見ると、ポロは「そこそこ」には走るが、力不足ではと思いがちだ。しかしそれは間違い。先代より60kgも軽量化されたボディと、7速乾式DSGの驚異的な変速制御により思いのほか活発な動力性能を見せる。先代より「2割増し」の走行感覚で、実際に0-100km/h加速タイムは14.3秒(6速AT)から11.9秒に大幅短縮されているのだ。
 7速DSGは都市部では通常のトルコン式ATとかわらないイージー&スムーズな走り、高低差の大きなワインディングロードでは、パワーを使いきって走る楽しみを保証する。ポロのバリューはこのDSG搭載で一気に高まったといっていい。コンパクトなボディ(といっても新型ポロの3サイズはかつてのゴルフ3とほとんど同寸)とほどよいパワー、トルクによる「等身大のドライビング」がすがすがしい。

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試乗日:2009年11月4日

ロケ地:神奈川県・横浜周辺

天候:晴れ

文:御田昌輝

撮影:井上雅行

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熟成度を増した伝統的の足回り。

 フラフラせず、ビシッと「まっすぐ走る」のが大小問わずいいクルマ。あたりまえのことなのだが、これをとことん突き詰めるのは技術的に難しい。サスペンションの型式・セッティングのみならず、ボディ剛性、取り付け剛性など高度なバランスどりが大きくものをいうからだ。
 コンパクトカー分野でVWは頭ひとつ抜きん出た、直進安定性のいいクルマをリリースしてきた。当然今回の新型ポロも「まっすぐ走る」クルマに仕上がっている。前ストラット、後トーションビーム付きトレーリングアーム式サスペンションのプラットフォームはシステムとしては「古典」だが、構造がシンプルかつ軽量であることが大きなメリット。それをVWは徹底的に熟成したというわけだ。
 ワイドトレッド化されたことでハンドリングは機敏=スポーティ方向に振られたが、過度ではなく、乗り心地も上々。改良された電動油圧式パワーステアリングは手応えがひとクラス上の感じで好ましい。兄貴分のゴルフ6より、新型ポロの方がスポーティなハンドリングだと私は思う。

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試乗日:2009年11月4日

ロケ地:神奈川県・横浜周辺

天候:晴れ

文:御田昌輝

撮影:井上雅行

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男性ユーザー増に期待。

 国内市場でポロのユーザーは女性が圧倒的に多い(30代~40代が多くを占める)。先代ポロ1.4コンフォートラインは70%、歴代ポロ全体でも60%に達するというから驚く。VWは日本の女性ユーザーをターゲットにポロを開発したわけではもちろんない。手頃な価格、コンパクトボディの取り回しのよさ、維持費の安さ、目立たぬようでいて、どこか自己主張のあるデザイン、リセールバリューが国産車より高い…おそらくそんなファクターで賢い女性たちがポロを選択したのだろう。
 ポロのデザインはこれまでの「かわいらしさ」から「シンプル&エレガント」にシフトした。女性たちはこのカタチをどう感じているのか興味深い。そんなわけでVW広報部はもっと男性ユーザーに買ってほしいと願っている。13年以上乗っている下取り廃車があれば25万円の補助金、もう少しパワーが欲しければ来年まで待って1.2TSIが…。私もなかなかそそられる。新型ポロはこのご時勢にまさしく「旬のクルマ」だ。ちなみに受注ナンバーワンの色はレッド、次いでブラックだそう。ドイツ車定番色のシルバーでないのがいい傾向だ。

試乗日:2009年11月4日

ロケ地:神奈川県・横浜周辺

天候:晴れ

文:御田昌輝

撮影:井上雅行

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