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シトロエン C3 - 試乗レビュー - 新車情報
2010-01-13 11:01:15  作者:自動車試乗レビュー  来源:自動車試乗レビュー  浏览:0  文字大小:【】【】【
  •    ユニークなデザインのゼニス・ウインドウスクリーンに目を奪われがちな新型C3だが、どっこい走行性能も目を見張るほどにブラッシュアップされている。こんなところが、シトロエンならではのクルマ造りなのだろう ...
ユニークなデザインのゼニス・ウインドウスクリーンに目を奪われがちな新型C3だが、どっこい走行性能も目を見張るほどにブラッシュアップされている。こんなところが、シトロエンならではのクルマ造りなのだろう。日本への導入は、6月頃の予定という。[ 続きを読む ]
シトロエン C3

評価(10点満点中)

評価項目について

  • 動力性能
    7点
    不足は無いが余力も少ない。ディーゼル導入を望む。
  • 操縦安定性
    9点
    非凡な乗り味をしっかりしたポテンシャルと両立。
  • パッケージング
    8点
    基本骨格を踏襲しつつも、最大限の改善を実現。
  • 安全性能
    8点
    安全性に弱点ナシの“ゼニス・ウインドウ”。
  • 環境性能
    7点
    日本仕様ではATが4速ATなのが惜しい。
  • 総合評価
    8点
    ちょっと気になるヨーロピアン・コンパクト。

試乗日:2009年11月5日

ロケ地:イタリア

天候:晴れ

文:河村康彦

撮影:プジョー・シトロエン・ジャポン

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巨大なフロントガラスを採用。

 まるで"宇宙から舞い降りた"ような奇抜なエクステリア・デザインや、油空圧を巧みに用いた独創のサスペンション・システムなどで、日本では「ちょっと変わったヨーロッパのメーカー」というイメージの強いフランス・シトロエン社。
けれども、ひとたびヨーロッパの地を訪れてみれば、日常生活に溶け込んだごくポピュラーな自動車メーカーである事を教えられる。中でもひと際頻繁に目にするのが、アーチ型のルーフラインがなかなかキュートなコンパクトカーC3だ。
 それもそのはずで、2002年にリリースをされた初代C3の販売台数は、ヨーロッパ市場を中心におよそ200万台。
 そして、2009年のフランクフルト・モーターショーで披露をされたのが、2代目C3。初代に引き続き「全長4m以下」に拘って開発された新型最大の特徴は、“ゼニス・ウインドウスクリーン”"と称される超巨大なフロントガラスにある。

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試乗日:2009年11月5日

ロケ地:イタリア

天候:晴れ

文:河村康彦

撮影:プジョー・シトロエン・ジャポン

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進化を見せたパッケージング。

 ゼニス=Zenithとは英語で“天頂”あるいは、“頂点”といった意味。“ゼニス・ウインドウスクリーン”とは良く言ったもので、新型C3は、ドライバーの頭上後方にまで伸びる大きなフロントガラスを採用する。
 フロントガラスとサンルーフが一体化した感じで、新型C3のキャビンにとびきりの明るさをもたらしてくれる。青空の下ではもちろん、例え曇り空でもその開放感はバツグン。さらに、ビルの明かりが溢れる都会でも、このモデルは今までのどんなクルマも成し得なかった、ナイトクルージングの妙を味わわせてくれるに違いない。
 居住空間は、全長や、ホイールベースの長さが初代を踏襲しつつ、後席の足下空間がグンと拡大されている。前席シートバックを薄型デザインとしたり、クッション下後部の形状を見直した事おかげだ。
 ラゲッジスペースは床面積はさほどではないが、深さがあryのが美点。“実用車”として良く考えられたこのパッケージングは、ヨーロッパで再び好評を博すに違いない。

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試乗日:2009年11月5日

ロケ地:イタリア

天候:晴れ

文:河村康彦

撮影:プジョー・シトロエン・ジャポン

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口惜しいディーゼル車の日本未導入。

 イタリアで開催された国際試乗会に用意をされていたのは、120psを発するガソリン仕様と90psを発するディーゼル仕様の2タイプ。ただし、表示出力上はディーゼルを大きく上回るBMWと共同開発の1・6リッターのガソリンも、最大トルク値ではディーゼルに大きく逆転されてしまう。160Nmに対して215Nmと軽く3割以上もの差となる。
 低回転域で粘り強く、中間加速で極めて力強いディーゼルの底力を日本で味わえないのは何とも悔しい・・・。
 かくして、さほど大きな特徴を感じなかったガソリン・エンジン搭載の新型C3の動力性能だが、日常シーンで不足を感じるような事は全く無い。
 ちなみに、今回の試乗会に用意されたミッションは前車MT。コンパクトクラスは「MTで乗るのが当たり前」なヨーロッパ車だけに、仕方が無いと言えば仕方が無いのだが、日本に導入されるのは“4速AT”仕様となるようだ。

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試乗日:2009年11月5日

ロケ地:イタリア

天候:晴れ

文:河村康彦

撮影:プジョー・シトロエン・ジャポン

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至福感さへ感じる秀逸の足回り。

 いささか平凡だったガソリンエンジンの動力性能に対し、非凡な仕上がりをタップリ味わわせてくれたのがフットワークだ。現在のシトロエン車がプジョー車と各部のメカニズムを共有するのは良く知られているが、そのエクステリア・デザインの趣向と共に、最も両者で異なるテイストを実感させてくれるのが足回りだ。
 具体的には、このところちょっと固めのプジョー車の足回りに対し、シトロエン車は全般にソフトで優しいテイスト。新型C3のそれも、路面のオウトツをしなやかにいなしつつ、舵の正確性や安定性はをしっかり確保するという、何とも好ましい味付けが施されている。
 軽めのステアリング設定は従来型同様だが、その軽さゆえこれまでのモデルが高速走行時にややフラつく感があったのに対して、新型はそこのところを大きく改善しえいる。「しっかりしているのに優しい乗り味」-これが、新しいC3のフットワークの大きな美点だ。

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試乗日:2009年11月5日

ロケ地:イタリア

天候:晴れ

文:河村康彦

撮影:プジョー・シトロエン・ジャポン

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工夫の跡を感じるインテリアデザイン。

 遠路遥々を運ばれて来た挙句に、コンパクトカーの強豪ひしめく日本導入時の新型C3。決して楽な戦いとならないだろうが、日本車では発想が及ばないよ様々なアイディアや味付けの持ち主であることは確かだ。中でも、ソフトな乗り味を実現させつつしっかりと腰の座ったハンドリングの感覚は、「シトロエン車ならでは」というフレーズを実感出来る大きなポイントだ。
 また、従来型が背負ってきた“インテリアの質感の物足りなさ”は、大幅に改善された。中でも、ダッシュボード周りの各部樹脂パーツの質感の向上には、従来型を知る人ならば驚くはずだ。
 ところで、3連デザインを用いて突如スポーティなテイストを強めたメーター周りは、直後にリリースが予定をされる姉妹車『DS3』との関連が大きいもの。日本にも導入予定のこの“プレミアム・モデル”とC3は、インテリアのデザインを共有しているからだ。

試乗日:2009年11月5日

ロケ地:イタリア

天候:晴れ

文:河村康彦

撮影:プジョー・シトロエン・ジャポン

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